【ありがとう!FMPORT 79.0 】PORTロスは鳴り止まない!

平成12年12月に開局した新潟県民エフエム放送 愛称FMPORT


先日、6月30日(火)をもって、19年6ヶ月、地元に根差した、FMラジオ局としての役目を終え、閉局・停波した。

ネットワークに属さない独立系放送局の為、自社制作番組、バラエティ豊な番組を編成し、多くの県民から愛された。

放送最終日は、デイタイムの番組が通常に放送されたが、特別番組編成扱いのため、ニュース・ウェザー・交通情報等は無く、時報も突然流れる程だった。

番組のナビゲーターは普段と変わらずに、番組を最後まで届け、お別れの挨拶をそれぞれ行った。

土日の番組など、先に最終回を迎えた番組も含め、「悲しいお別れ」と言うより「楽しくお別れ」と言う感想だった。

通常のデイタイムの番組が終了した、午後8時からは閉局特番の放送へ。

歴代のナビゲーターも多く登場し、懐かしのBGMも流れ、19年6ヶ月の思い出に停波までの4時間、浸る事が出来た。

悲しい雰囲気ではなく、それぞれのナビゲーターの特徴を貫き、「FMPORTらしさ」が前面に出た集大成の番組だった。


SNS上も悲しむ声が‥。

「#ありがとうFMPORT」「#FMPORTありがとう」のタグで多くの声があがり、懐かしのナビゲーターが出演すると、番組の話題でSNS上は、大いに盛り上がった。

また、最終的に「#fmport」が日本のトレンド入りも果たした。

閉局・停波と言う、滅多に無い瞬間に立ち会えた事は貴重だろう。

私も開局当時から、ヘビーリスナーであった為、思う事があり、停波間際、涙した。


電波から、最後の言葉は「リスナーの皆様、ありがとうございました。」であった。

こちらこそ「長い間、楽しい番組をありがとう!FMPORT!」と伝えたい。


【FMPORTという素晴らしい放送局が新潟に存在した事、忘れる事はない‥‥】

これで、ラジオファンが減り、ラジオ離れが進むとは思えない。


今まで、ライバル局の関係であった、新潟の老舗AM放送局BSNラジオ


自社のSNSで、FMPORTの閉局・停波をツイートした。

「新潟の文化を盛り上げてこられた思いを引き継げる様、BSNラジオは頑張ります。」とツイートし、多くのリツイートで話題になった。

そして、翌日のBSNラジオの番組冒頭。

早速、パーソナリティがFMPORT閉局・停波の話題に触れた。


「気持ちを受け継ぐ」「徐々に慣れて頂けたら」と、PORTリスナーを配慮する声を語った。

BSNラジオの番組内には、FMPORTリスナーと思われる、読み切れない程、多くのリスナーの初投稿が目立った。

また、もう一つのFMラジオ局FM-NIIGATA


直接、閉局・停波の話題に触れる事はなかった様だ。

しかし、パーソナリティーが積極的に「初メール歓迎!」と言っていた。

リスナーの投稿も「20年振りに番組を聴きます」との投稿も聴かれた。


直接ではなく、陰ながら、話題する姿がライバル局らしく、逆に好感が持てた。

そして、夕方のローカルテレビ番組(NHK・民放4局)も、FMPORT閉局・停波の話題を、それぞれの形で報じた。

【PORTロス】この言葉が、閉局後、話題となっている。


しかし、既存の放送局が、FMPORTの意思を少しでも引き継ぎ、新潟の放送業界が、前進する事を期待するのは、私だけだろうか‥‥。


GATA_TETSU

【事業理念】鉄道・観光業界経験を活かして、地域貢献・地域活性化 【主な業務】公共交通の魅力発信・利用促進業務 ⚫︎鉄道・交通・観光ライター(新潟県観光協会 公式ブログライター) ⚫︎元鉄道マン・鉄道業界経験と経歴を活かした、メディア&イベント出演・取材・企画⚫︎鉄道・交通ジャーナリスト ⚫︎鉄道写真・動画撮影

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